2012年09月12日

RED BULL

という清涼飲料水がある。

もともとはタイで埋もれていた栄養ドリンクだったらしい。

この商品、嫌いではないが商品の内容とイメージを分析すればするほど昨今の健康志向というトレンドと常識から大きく外れている。

普通の企業で商品開発担当者がサンプルと企画書を上司に提出して予算を取ろうとしたら、即却下だろう。

却下する理由として:

1.小売価格が200円(普通の清涼飲料水の約2倍だ)。要するに高い。
2.カフェイン含有量80mg、ナトリウム200mg。不健康
3.ナチュラル・ヘルシー志向から大きく外れている。
4.だから消費者が買うわけがない。

といったところだろう。

だが現実は、バカスカ売れている。以前は一部のコンビニで扱っている程度だったのだが、今ではどこのコンビニに行っても置いてある。

ウイキペディアによると、2009年の全世界の販売数は39億本で売上額は3500億円だそうだ。

消費者がアホといえば極論だが、売る側のイメージ戦略の勝利と言っても過言ではないだろう。

常識では売れないはずの商品をイメージ戦略と結合させてヒット商品にしてしまった。

最終的に出来上がった今のイメージは、”アスリートのパフォーマンスを上げるためには必要なドリンク”ということではなかろうか?

そして今では、スポーツ選手が試合に臨む前に元気をつけるために飲む光景をみかけるようになった。

イメージ戦略恐るべし!

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