2010年07月01日

甘やかしの構造の果て

は破局しかない。

過去の自民党政権にしろ、今の民主党政権にしろ、政権の基盤は選挙の結果に頼っている。

彼らは選挙で勝つためにさまざまな訴えを行い、出来るだけ多くの国民が自分達の党に投票するように仕向けている。

訴える内容がどのようなものかというと、基本的には私達国民に耳触りのいい項目のオンパレードとなってくる。

先ずは以下の1986年―2009年までの歳入歳出の推移をご覧いただきたい。

http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/nifty/sample/pictorial/graph_2010_01.html


1986年当時の税収は42兆円弱となっている。23年前の話だ。

しかるに、2009年度の税収はどうだったか?
36.9兆円だと・・・・・!

一方、歳出はどうだったか?
1986年が、54兆円弱で2009年度は88.5兆円!!!

収入は横ばいあるいは減っているのに、支出が大幅に超過している状況が23年間も続いている。

そして足りない部分は全て借金(借金の出来る体力)で補っている。

問題は何故そうなったかだ?

その原因の根幹は:
時の政権党が票を獲得するために国民に飴や小遣いをバラ撒いてきたからに他ならない。そして国民はそれに慣れてしまって、赤ちゃんのように際限なく要求を突き付ける。

要するに「甘えの構造」と言う”飴と小遣いバラ撒きのスパイラルに陥ってしまった”からだ。

私達国民はそろそろ気がつかねばならない。

この構造の行き着く先を。

借金のお陰で未だにぬくぬくとした生活を送ることができているが、破たんの兆候も出始めている。

そして大方の国民がまだぬくぬくとした生活を送れるがゆえに、どれほどの状況に置かれているか頭では分かっていてもまだ肌で具体的に感じるところまではきていない。

失業者が街にあふれ、今日食べる物に困るほどの状況にならなければわからないのだろうか?

メディア、評論家、学者、野党そして国民の多くは、現在の借金まみれの国の財政状況の責を政府や時の政権党に求めているが、実際は私達国民自身に一番の責任があることを自覚しなければならない。

国を運営する政権党や政治家を選んだのは私達国民なのだから・・・・。

それでは私達国民は何をすべきなのだろうか?

この「甘えの構造」からの脱出をはからなければならない。

次回に続く・・・・

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