恩人
これまでは、アメリカという国のシステムについてカンガルーマンが気がついたことを述べてきた。結論からいうと、カンガルーマンはかの国の自由が制限されたシステムにどうしても同調することができなかったために、かなり批判的な内容となってしまった。
しかし、個人レベルでは多くの善意のアメリカ人と付き合ってきたし、その中には大恩人も含まれている。
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恩人
これまでは、アメリカという国のシステムについてカンガルーマンが気がついたことを述べてきた。結論からいうと、カンガルーマンはかの国の自由が制限されたシステムにどうしても同調することができなかったために、かなり批判的な内容となってしまった。
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カンガルーマンがまだアダルトスクールで英語を勉強していた時だ。
長期滞在を目指すには、どうしても正規の留学生ビザを取得しなければならない。その為の関門は二つあった。
一つはトッフル(外国人留学生のための英語検定試験)のテストで当時は500点取得しないと学校から留学ビザ取得のためのI-20というフォームを発行してくれない。
二つ目は、滞在中の学費や生活を保証してくれる身元引受人がいないとビザ申請が出来ない。これら二つの条件が満たされてはじめてビザ申請が可能となる。
当初はただ単に英語が上達できればと思って勉強していたのだが、2年目あたりからトッフルに向けて勉強を開始した。
ある日、アダルトスクールの午前中の先生だったクーパー氏が「どうして急に一生懸命勉強を始めたのか」聞いてきた。そこで、自分の考えている事を述べたところ、二つ返事で身元保証人になってくれる事を約束してくれた。
それからは、時間があると自宅に呼んで勉強を教えてくれるだけでなくアルバイト先の世話や夕食をご馳走してくれたりまるで弟のように面倒をみてくれた。
一般のアメリカ人と違い世界の出来事にも明るく休みの時はメキシコ、アジア、ヨーロッパ等を旅行し非常に視野の広い先生だった。当然、カンガルーマンはあらゆる面で大きな影響を受けた。
特に、ライフスタイル面では例えば、家の中のインテリア、ガーデニング(その先生の趣味はガーデニングだった)、ファッション、クッキング(先生は独身だった)、食事をしながらの会話や食事の楽しみ方、洗練された会話の進め方等影響を受けた。
初めて夕食に招待された時だ。
東京の大学に通っていたころ3畳一間の下宿で生活していた若者にとって、男二人が夕食を囲む時に、テーブルクロスをかけ、間接照明とロウソクをともしてテーブルがセッティングされた時のショックは今でも忘れられない。
カンガルーマンの現在のライフスタイルにも先生から受けた影響がまだ残っている。この先生がいたからこそ大学に入ることが出来たし、また卒業する事も出来た。
この先生はカンガルーマンにとって大恩人だ。今では保証人と生徒と言う関係ではなく友人として付き合っている。
この先生の例に習って、もう帰国してしまったが中国人留学生の保証人になったり、現在はアメリカ人留学生の保証人になっている。
彼らが帰国してからカンガルーマンの事を覚えていてくれれば本望だ。
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