2005年11月28日

関東情報産業共同組合

カンガルーマンが所属している中小企業団体(関東情報産業共同組合)の役員忘年会に出席した。カンガルーマンがこの組合に入って既に10年以上経過した。

 この団体は異業種の中小企業経営者が集まって出来た組合だ。組合の事業活動はさまざまだが大きく分けて:
1.中国、東南アジアからの研修生受け入れ事業。
2.組合員企業同士の相互取引。
3.組合員企業同士の情報交換及び市場開発。

 組合員企業の業種は多岐にわたっている。ざっと思いつくだけでも製造業、流通業、土木建築業、コンピューターソフト開発業、コンピューターパーツ製造、人材派遣業・・・・・・。

 忘年会や月1回の定例会で、こうした企業の経営者達と情報交換をするだけでも大きな価値がある。特に、普通の新聞やTV等で扱われることの無い経済や社会の動きが見えてくる。

 そして、今日の忘年会で大きく語られた話題は、アンチエイジング、食生活そして経営者の健康管理だった。特に、ある食品会社の経営者の話は非常に興味ある内容だった。

 どういった内容かというと、現在国内で流通している農産物は一部の真面目な有機栽培農家で作られた物を除いて絶対口にしたくないと言っていた。一つの例をあげていたが、ある種の果物には肥料として大量の豚骨粉を使用しているとのことだった。その経営者が言うには、豚骨粉を植物に与えることには大きな疑問を感じているとのことだった。

 この話の内容にどれだけの信憑性があるか、カンガルーマンは専門家でないので分からないが、少なくとも問題意識だけは植え付けられた。

 このように、組合の同じ仲間としてそれぞれの専門的立場から異なった業界の生の話を聞くことが出来る。

 組合の経営者達と交流して分かる事は、皆さん本当に一生懸命働いて、そして勉強しているということだ。こうした人達が頑張っている限り日本経済は大丈夫だと思うと同時に、政府や行政は中小企業家達をもっともっと育成させるように制度を整えていかなければならない。

 現在ある多くの大企業も、ある時期は中小零細企業だった事を忘れてはならない。

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この記事へのコメント
中小企業にはまだまだ厳しい世の中ですよね。

中小企業が元気になれば、自然と日本の経済が活性化するような気がしますが、世の中(政府)は大企業にやさしく中小企業には厳しいという感じでしょうか。

自分も将来薬局をやるという目標があるので、世の中の動きが気になります。

それにしても食品会社の経営者の話はビックリですね。
Posted by bluedolphin at 2005年11月29日 00:27
カンガルーマンさん おはようございます♪

果物の肥料の話、なんだか最近はこの手の情報にはなれっこで、感覚が麻痺してビックリもしていない私です。

生産する側が、「売れるもの」を作ろうという意識に傾いた結果でしょうね。日本人は、見栄えのいいものを求める傾向が強いですから。。。
Posted by めろり at 2005年11月29日 07:36
こんにちは!えもっちです
先日 たまたま大連で法律事務所をしているかたにお会いしたのですが
看護婦さんなんかの 日本への人材派遣について話されていました

宮崎でも縫製工場なんかは 定期的に人材うけいれていますね
私のところにも 相談があります。

宴会はすごかったですね(笑)
Posted by ママバレえもっち at 2005年11月29日 11:14
かんがるーまんさん
ご無沙汰しました!
最近忙しすぎてブログする余裕が無いです。
しかしたまには記事を書かないと、みんな来てくれなくなるので、久しぶりにアップしました。
そしてついでにおなじみの方々のブログサーフィンをしています。
博多のX'masも気が早かったですが、カンガルマンさんの関係者はもっと気が早そうですね!もう忘年会ですか!
早く今年は忘れたいんでしょうか!最近は忘れたくても直ぐに昨日の事さえ忘れてしまう年代で困っていますよ!笑!
Posted by エバー at 2005年11月30日 00:40
続き
私の会社でも数年前から友人の発明で農作物を何とかしたいということで、共同で本当に有機肥料を研究開発して成功しました。しかし流通がなかなか難しいようで、私は手を引いてしまいました。
考え方は化学肥料や農薬で土壌菌が死んでしまい、良い作物が出来ないから、本来の菌が元気になるような有機肥料を開発したんですが、考えは良くても売れないと世に求めてもらえないから、良いものでも戦略と金次第ですね!
Posted by エバー at 2005年11月30日 00:40
なるほど〜。
たしかに、最近は両極化してるかもしれませんね。

むかしむかし、友人が話してくれたのですが、
アイスクリーム工場で働いてから、
気持ち悪くてアイス食べられなくなった、って。
それくらい不衛生だと感じたらしい。

ま、わたしはそれ聞いても食べてますが、
生産者のみなさんにはぜひともがんばっていただきたい今日このごろです。
Posted by チャラコ at 2005年11月30日 16:21
ブルードルフィンさん、こんにちは。
そうですか。ご自分で薬局を経営なさるおつもりですか?
それはいいですね。自分で経営ということは、思い通りに出来る自由がある反面全ての責任も自分にかかってきます。でも、やりがいありますよ。頑張ってください。
Posted by カンガルーマン at 2005年11月30日 16:48
めろりさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。驚かなくなっているというのも恐い話ですよね。人生の半分以上を過ごしてきた私達はいいとして、これからの子供や若者達が心配です。彼らがこうした風潮を将来変えてくれる消費者になって欲しいものです。
Posted by カンガルーマン at 2005年11月30日 16:51
えもっちさん、こんにちは。
この外国人研修事業は正しく活用すれば素晴らしいことなのですが、中にはただ単に安い労働力の目的の為だけに採用する企業もあるのでいろいろ難しい問題をはらんでいます。これから向こう10年いろんなことが起きるだろうと思っています。
Posted by カンガルーマン at 2005年11月30日 17:03
エバーさん、ご無沙汰です。
私もこの1週間目の回るような忙しさでした。それに風邪を引いたりしてブログにもう一つ集中できませんでした。
そうなんですよね。いくらいいものでも、世の中に知らせるまでお金と時間など膨大なエネルギーを費やさなければなりません。何かを世に出すというのは大変な仕事です。ただし、そこが事業家にとってはたまらなく面白い部分でもあるのですが。
Posted by カンガルーマン at 2005年11月30日 17:15
チャラコさん、こんにちは。というか今晩はに近くなってきました。
わたしも、あまり気にするほうではないのですがめろりさんにも書きましたが、子供や若い人たちのことが気にかかります。食べ物の害は時間が経たないと出てこないだけに厄介だと思います。私自身はこれまで健康で来れたのでラッキーですし、あとは20−30年の残りの生命を燃やせば済むのですが、先の長い若者達や子供が50,60になった時にどのような健康状態になっているか気にかかる所です。
Posted by カンガルーマン at 2005年11月30日 17:26