2005年09月26日

不愉快な誇大広告

 この広告を見るたびに気分を害していたが、今日はついに考えていることをぶちまけることにした。

 まず、以下は新聞の1ページ広告に踊っているその広告タイトルの数々だ。文字の大きい順に羅列してみよう。多分多くの人が目にする広告だ。

・勉強しなくても自然に英語を話せる時がきます

・気軽に聞き流す事だけに専念ーーー結果、驚く早さで英会話を習得
・「・・・・・ラーニング」のおかげで英語を使う仕事に転職が成功
・「聞き流すだけ」の原理は幼児が言葉を覚えるのと同じ
・通勤時間の20分x2でビジネスで通じる英会話を習得
・74歳から挑戦した英会話。英語でコミュニケーションできる喜びを実感
・聞き続けた1年後突然英語を話しだす
・ある日突然、自然に英語が口から出てきた

 これらのタイトルからイメージできる事は、とにかく勉強しなくても(努力しなくても)英語が話せるようになるということだ。そして、CD、テープ教材等でこの英語習得法にかかる費用は20数万円との事だ。

 カンガルーマンに言わせれば、このような方法で習得できるはずが無いと言う事である。効果が全く無いとは言わない。しかし、広告コピーのように「勉強しなくても英語を話せる時がきます。」ということは有り得ないと断言できる。

 カンガルーマンは二つの外国語を操れる。英語とスペイン語だ。そして、自分の経験から外国語習得にはそれなりのコツと方法があることは分かっている。しかし、勉強も努力もしないで外国語習得が出来ることなど生まれたての赤ちゃんならまだしも、成人の頭脳では不可能だ。

 この広告自体が欺瞞に満ち溢れている。
 「勉強しなくても・・・・」と言いながら、CDや教材を販売している事自体矛盾している。

 カンガルーマンが思うには、今の世の中、「努力しなくても・・・・が出来ます。」という商品や仕組みが氾濫している。

 賢い消費者は、こうした誇大広告の嘘は見抜いているだろうが、この会社がこうした1ページ広告を出すだけのお金があるということは、CDや教材を高いお金で買ってそのまま本箱の片隅に置いてあるだけの人が沢山いるに違いない。

 それではどうしたら外国語を習得できるのか?やはり努力するしかない。

 次回に続く・・・・・・・・

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