1.出会い
市場開発日記とはいうものの、ルーミート(カンガルー肉)の市場開発に携わって既に31年が経過した。
そろそろ自分の人生の総括という意味も兼ねてこれまでの31年をなぞってみよう。
通常3年取り組んで結果が出なかったら中止することがビジネスの常識だ。
が・・・・・・、31年経っても捨て切れていない。
それどころか益々熱が入ってきている。
自分の人生のほぼ半分をルーミート(カンガルー肉)市場開発に捧げてきた。
今後の展開がどうなるか予想もつかないが、過去の軌跡を振り返りながら頭を整理してこれからのの活動に役立てるつもりだ。
31年前、このレポートに出会った。
思えば、その時何気にレポートを読みながら、まさかこの資料がきっかけでこれまでの31年間カンガルー漬けの人生を送ることになろうとは想像だにしていなかった。
レポートはメルボルン大学の生活習慣病分野では著名な学者によって書かれている。
書いてある内容を簡単に言うと、
「都市部に居住する生活習慣病に罹患したアボリジニを数週間彼らの伝統的食生活に戻したところ、顕著な改善に繋がった。」とレポートは述べている。
その時に始めて知った。
カンガルー肉がアボリジニの主蛋白源だったことを!!!
「カンガルー肉って食べられるのか?食肉なのか?」と・・・。
このレポートとこの疑問が自分の人生のほとんどを占めることになるだろうとは夢にも思っていなかった。
というか、カンガルーに憑依されてしまったのか?
レポートを読むだけでは何も起きなかっただろうが、お肉を食べた途端に憑依されてしまった。
カンガルー肉恐るべし!!!!!
そしてカンガルーマンが誕生した。
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