政治の世界では「一寸先は闇」とよく言われる。
といっても、今回の小沢党首公設秘書逮捕の筋書きを書いたメンバーにとっては闇ではなかったはずだ。逮捕すればどのような状況が待ち受けているかを想定した上でこの行動に移ったはずだから。
結果、今のところ小沢氏と民主党が危機に立たされている。それではこの筋書きを描いた人達は次にどのような事を想定しているのだろうか?
今朝の新聞報道によると、多分検察サイドのリークだろうが小沢氏にとってかなり不利な情報がもたらされている。場合によっては小沢氏の参考人聴取という事態に発展するかもしれない。そして一部の自民党議員も今回の献金問題のトバッチリを受けて秘書辺りが逮捕か事情聴取されるかもしれない。そうすることで自民党の筋書きというイメージを薄めることができるかも。とはいっても最近の庶民がこれくらいで騙されるとは思いたくないのだが・・・。
一方、麻生政権は2009年度予算を通し、補正予算も可決し、懸案の給付金や中小企業向け制度融資の実施など予算ばら撒きを実行できる態勢を整えつつある。
さらに自民党の次の一手としてはこれらの事柄を実行しながら、何らかの理由をつけて麻生首相が辞任して、代わりの首相を立てるのではないか?例えば、小池百合子だとか、舛添要一だとか、野田聖子とか一般受けの良い人物を立てて、それから新生自民党として選挙に突入。
そのころには今回の出来事のショックも消えつつあり、社会の注目は新首相と新生自民党に集中されて「新しい・頼れる保守政治の始まり」なんて見出しが新聞をかざるのではなかろうか?
これらはあくまで民主党に政権を取って欲しくないというグループが筋書きしたたということが前提なのだが、どうだろう?
今回の逮捕劇を計画して実行した面々は、少なくともこれくらい、いやそれ以上ののシナリオを作っていたに違いない。
私達庶民にとっては「一寸先は闇」でも彼らにとっては全て想定内といったところなのだろう。
小沢氏や民主党が反攻するには、こうした彼らの想定内を覆す想定外のアイデアとアクションが必要になる。もし、それが出来ないようなら次の政権奪取は無理かもしれない。
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