15歳になるハッピーがこのように出迎えてくれる。靴を脱ぎながらお腹と首をさすってやると喉をグルグル鳴らして「お帰りなさい。」と応えてくれる。
すると、この儀式が終わるの待ちかねたように6歳になる柴犬のアキがリビングから玄関に走ってくる。そして、必ずカンガルーマンの手を数回舐めないと落ちつかない。その後、カンガルーマンが服を着替えるのを見届けてリビングの自分の場所に戻ってゆく。
カンガルーマンの規則正しい生活をリードしてくれているのがアキだ。雨風が激しかろうと、雪が降ろうと、はたまたピーカンの素晴らしい天気であろうと、毎朝7時に30分間一緒に散歩する。その規則性には非常に厳しい態度で接してくる。朝寝坊でもしようなら、枕もとで顔を舐めて散歩を催促してくる。
散歩をしながら、その日の予定、仕事、いろいろな事を考えたり決断したりする。その間アキは楽しそうに自分のテリトリーを確認すべく回りを嗅ぎまわっている。
カンガルーマンにとって、ハッピーもアキも大事な家族の一員だ。お互いの性格、好きな事、嫌いな事、立場もそれぞれ分かり合っている。そして、彼らは自分達の大事な役割をはっきり理解している。
それは、カンガルーマンとその家族の心を和らげるという仕事だ。
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